女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

芳賀と帯川の交歓を寂しげに見つめる栗原

f:id:estan:20171126145616p:plain試合を終わって控え室に戻る選手と、次の試合のために待っている選手。誰と誰が挨拶するのかをチェックするのが面白い。

試合を終えた帯川@久光と、並んで待っていた芳賀@日立が手を握り合って何か話しています。「ん?」と思って『チームの顔』を開くと、そうか筑波大つながりなんだ。同学年で、生まれた月も同じですね。

画像を止めてみると、おお、後ろの方で、それを見ている栗原がいますね。いつものように寂しげな風情。ベテランとして活躍の場を得ている今期の栗原ですが、ずっと選手を続けている自分と同じか、それより上の選手が荒木と古藤ぐらいになっていますもんね。芳賀と帯川を見やるこの寂しげな佇まいがなんかいい。

上尾メディックスにおける下北沢成徳出身者の明暗

f:id:estan:20171125152132p:plain11月25日の上尾vs久光で、山口がVリーグデビュー。相手にデータがないこともあるのか「これはレギュラーとして使えそう」と思わせる活躍をしました。

上尾メディックスには、2017年と2016年の連続で春高バレーを優勝した下北沢成徳のメンバーが3人(堀江、山口、山崎)と、2013年優勝の時のメンバーが3人(小笹、辺野喜、大室)いますが、なんだかはっきりと明暗分かれた感じです。東レの方も、黒後がいきなりエースなのに、2013年優勝の下北沢成徳の林はほとんどベンチ入りもできていないわけだし。

そう思って見ていると、リベロ登録でかろうじてベンチ入りしている小笹(画像後ろ)がなんだかつまらなそうな顔をしているように見えてきてしまいます。確かに、山口の活躍で、ちょっと追い詰められてしまった気分なのかもしれません。ちなみに画像手前にいるのが大室。

アキンラデウォのメガネに関する謎が解けた

f:id:estan:20171124155620p:plainメガネ装着でプレイするのが特徴のアキンラデウォ。そのメガネに関して、ちょっとした謎を感じていました。

前衛でプレイしているときはメガネをしています。コート外で控えているときはメガネはヘアバンド(つまり頭頂部)に引っ掛けています。ところが、サーブするときにはそのメガネがない。もしかして、タオルのような感じで短パンにでも引っ掛けているのかな?と思っていました。まー重要なことではないのでその疑問も忘れていたんですが。

しかしこのシーンで謎が解けましたよ。アキンラデウォがサーブに向かう前に、筒井がメガネを受け取っているではないですか。アキンラデウォがサーブのセッションではリベロはコート外ですから、そのままベンチかウォームアップゾーンに持って行って所定の場所に置いておくわけですな。

なぜこんなことが?線審のミスジャッジ

f:id:estan:20171122184721p:plain11月19日の日立vsトヨタ車体、第2セット。得点表示に隠れていますが、ネリマンのアタックをラインアウト線審が判断。トヨタ車体の選手たちが喜んでいる姿からも、明らかにコート内にボールが落ちているのがわかります。

しかしネリマンは線審が旗を上げたのがわかったのでしょう、ちょっと固まっていますね。

当然ながらチャレンジして覆ったのですが、高い位置から見ているはずの審判のオーバーコールもなかったわけだし、もし、チャレンジの権利を使い切ってしまってからこれが起こったらかなりモメたでしょうね。

以前の記事で「FIVBの使っているシステムを使った方がいい」と書きました。監視カメラを使用したシステムです。こっちの方が優れていることは確かだ。今のVリーグの使用しているカメラはちらっと見えるけれど、多分市販のカメラでしょう。盛大はフリッカーや偽信号が出ています。

で、以前の記事では「パナソニックとかNEC、日立という電気機器メーカーが加わっているだから、もっとちゃんとしたシステムを」というようなことを書いたと思うのですが、例えばデンソーが鋭意開発しているはずの自動車搭載目的のセンサーシステムなんていいかもしれません。なんとかバレーの正確な判断のために転用できませんかねぇ。線審とか必要なくなるような、瞬時の判定は可能だと思うんですけど。

日立佐和リヴァーレの黒歴史

f:id:estan:20171121215504p:plain11月19日のDAZN配信の解説は、もと日立佐和リヴァーレのセッターだった黒羽桂子さん。その黒羽さんが、現在なかなか勝てない日立のことについて「全敗したこともありましたからねぇ」と思い出話をちょっとだけした。「そういう時って、どんなことしても勝てないんですよ」と。なるほどな。

日立リヴァーレが、まだ日立佐和リヴァーレだった時の話ですな。自分は13/14シーズンあたりから熱心に見るようになったので、記憶にはないけれど、伝説と言えば伝説ですよね。シーズン全敗。2007/08シーズンが1勝26敗で、2008/09シーズンが0勝27敗。これは日立の黒歴史とも言えるものなのでしょう。で、その時のキャプテンが、他でもない、この黒羽さんだったわけですな。しかも竹下佳江も言っているように、負ければ戦犯にされるのはセッターだから、相当辛いことがあったのでしょうね。

で、その時の監督は?ということになるわけだけど、ここでようやく上の画像のことになります。その時の監督って、しばらくしてコーチとして復帰して、今も「副部長」としてベンチ入りしているんですよね。角田博文さん。

上の画像は、11月18日、東レが試合を終えて控え室に戻る時、日立の面々とすれ違っている場面。日立から東レに移籍した井上奈々朱はどんな風に日立のみなさんとすれ違っているのかという興味で見ていたら、なんか、角田氏とにこやかに言葉を交わしてました。

日立全敗の監督だった彼は、今、最下位に喘ぐ日立リヴァーレをどう思うのかな。

トルコ人はハグ好きということらしい

f:id:estan:20171119121859p:plainネリマンが男性観客にハグして驚いたという記事を書きましたが、コート内でもチームメイトに盛んにハグしてます。荒木にもこんなふうに背後からハグ。慣れてないと「わっ」と驚いてしまいますよね。どうやらトルコ人って、ハグ好きみたいですね。ちょっと調べただけで色々そんなこと書いてある事例が見つかります。なるほどなるほど、バレーボールがトルコで盛んである理由の一つに、トルコ人が人と人との繋がりをとても大切にするということがあるのかもしれません。

取り囲んで荒谷をなでなでするの図@NEC

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 開幕ではスタメンで起用されたものの、ちょっと出番を失っていた荒谷が最後に出て来て、サービスエース2本を決めるという、実に美味しい仕事をした。そして試合後、取り囲んでなでなでされているというショットが見られたのでした。

お、いつも眠たげな表情の荒谷が、ニコニコしていますね。これはなんかいい絵だ。まー女子ですから心の中でどう思っているかはわからないわけですが、プレミアのチームに所属しているということは、この競技の頂点にいる人たちであるわけですから、チームの和の雰囲気を作ることに長けている選手たちだということでもあります。NECだけのことではないのですが、観客として見ていて「いやーこの人たち、雰囲気づくりが上手いよなぁ」って思います。

大野果歩だけ輪に入ってないウォームアップゾーン

f:id:estan:20171115164020p:plainウォームアップゾーンって中継だとあまり映らないけれど、選手が踊っていることがありますよね。東レはなぜか輪になってぴょんぴょんしています。しかし、おや?一人だけ仲間に入ってないローンウルフがいます。大野果歩ですね。一緒にキャッキャするのは嫌なのかな。

キャリアは長い、と言っても大野でもまだ25歳。木村美里より一学年下になる。しかし木村美里以外の選手たちは、みんな大野よりも若い選手ばかりだ。木村沙織、迫田の引退で、一気に若い選手ばかりになりましたね東レ(なぜか開幕から峯村もエンド席だし)。そんな風にして、なんとなく居づらくなって引退してしまう選手もいるのでしょうかね。

またしてもブイリーコントロールをミスするミハイロビッチ

f:id:estan:20171112101451p:plain11月11日の刈谷大会で、またしても勝利インタビューされたミハイロビッチ。ここではボールとブイリー(ぬいぐるみ)のプレゼントは抽選方式。当たった男性にまずはボールを打ってこれはちゃんと渡った(男性の足元にあります)。次にブイリーを投げたんですが、予想通り、届かない。男性が必死に身を乗り出しています。ミハイロビッチは頭を抱えてら。さあ、次はいつになるでしょう。2度あることは3度ある?それとも3度目の正直?

赤ちゃんを抱いたままボールをキャッチした観客の正体は

f:id:estan:20171111170405p:plain日立に勝利したデンソー。勝利インタビューは田原と石井。石井がボールを2階席にアンダーハンドで打ち込みました。カメラがズームすると、なんとキャッチしたのは、片腕に赤ちゃんを抱いた女性です。おおっ。長距離を飛んできたミカサのボールを、空いている片腕でキャッチしたのね、この人は。あんた、ひょっとして、素人じゃないね。

と思ったら、なんだ、狩野美雪さんであるとのこと。もと久光製薬の選手で、狩野舞子の姉、そしてデンソーの川北監督の妻。全然素人ではありませんでした。というか、身内じゃないか。ボールもらっちゃダメでしょ。