女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

宮下遥選手@岡山シーガルス


どこか(たぶん月刊バレーボール誌)で現役選手の人気投票順位を見たのだけれど、結果はほぼ2強だった。
日本代表チームのキャプテンであり、現在トルコのチームに入っている木村沙織と、岡山シーガルスの19歳のセッター、宮下遥の2人で、ほぼ6割の票を獲得していた。
その宮下遥(はるか)。
この添付画像は、宮下選手のVリーグデビュー試合で、2009年11月。この試合で気負いすぎてしまったのか、宮下遥はボールを追って選手どうしで衝突してしまい、前歯を折ってしまった。
画像はまさにその直後のもの。平気ですと微笑んでいるけれど、前歯が内側に曲がってしまっているのがわかります。
宮下選手はこの時まだ15歳。中学3年生での苦いVリーグデビューとなった。
↑ちょっと待ったー、なぜ中学生が実業団リーグでデビューできるんだ?と思ったあなたは鋭い。
じつは、日本のVプレミアリーグ8球団のうち、この「岡山シーガルス」だけが実業団ではなくてクラブチームなのだ。だから中学生でもチームメンバーになれる。
宮下遥はそれから4年のキャリアを積んだ現在でも、まだ19歳。若い。

宮下選手の場合はそういうわけで特別なケースだったけれど、たいていの場合は高校のクラブで活躍して、インターハイ春高バレー、あるいは国体で勝ち抜くことを目指す。
そうして高卒でそのまま実業団入りをするか、あるいは大学に進学することになる。
というわけで、この時期だから、各実業団チームからは入団内定選手の発表がすでにいくつもある。
それって、どうなんでしょうねぇ。
せめて春高バレーの決勝(1月12日)を過ぎてからというわけにはいかないものか。