女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

迫田さおり選手@東レアローズ


迫田さおり選手はとっても身体が細い。一度、テレビ中継のアングルで迫田選手の後ろ姿のお尻の部分がどアップになったことがあったけれど「おお、まるで小学生みたいだぞ」と思ったっけ。それほど成人女性っぽい丸みがなかった。
しかし図抜けた跳躍力と強烈なスパイクが持ち味だ。身体のすべての筋力が、その動きだけに特化しているのだろう。
そして、辺野喜選手の項目で、相手をにらみすえる「気迫」と表現したのだけれど、迫田選手は「気迫」を越えている。これはもう「殺気」と言うしかない。
添付画像のような目つきでにらまれたら、それが女性であろうと男性であろうと、もうその相手には背を向けることができない。背を向けたとたんにグサリと来そうで。そんな「殺気」。
迫田選手はバックアタックが得意だ。
その場飛びジャンプよりも、何歩か助走をつけた方がより高く跳躍できるようだ。
なので、前衛に入っているときも、わざわざ少し後ろに下がって、走り込んできてからスパイクをするという彼女独特のムーブを見せる。
昨年2013年11月のワールドグランドチャンピオンズカップ(通称グラチャン)でのロシア戦で、その動きを見せた迫田選手を、ロシア側は後衛だと思い込み「踏み込み線を越えてアタックしてきた」と抗議した。
そういう出来事があったからなのかどうかは定かでないが、この迫田選手特有の動きに「スコーピオン」という名前がつけられた。
誰がつけたのかも定かではないが、とにかくテレビ中継で唐突にそう言い始めた。
ま、プロレスでも初めて出す技なのに、なぜかアナウンサーは技の名を言えるということはよくあるので、命名の経緯はどうでもいいだろう。
問題はなぜ「スコーピオン」なのかということだ。
迫田「さおり」だから「さそり」ということと、もひとつはやはり梶芽衣子が演じた「女囚さそり」のイメージが重ね合わされてのことだろう。
梶芽衣子の「さそり」画像も引用しときましょうか。

どうスかね? 添付画像と見比べて。
やっぱ共通するものがありますよね。
迫田選手本人はどう思っているかはともかくとして、このような連想ネーミングがつけられるということは一流になったというお墨付きみたいなものでしょう。