女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

天皇杯・皇后杯 久光製薬 vs NEC

決勝の組み合わせは昨季のVリーグの決勝と同じ、久光とNECの対戦になった。

NECは怪我で近江、柳田がワンポイント的にしか使えないチーム状態。久光は怪我人こそいないものの、いくつか弱点と言われているポイント、つまり「ミドルブロッカー(岩坂、水田)がいまいち」「リベロの戸江のスキルがいまいち」「中田久美監督の体調がいまいち」「正セッター古藤が年齢的に限界かも」という不安要因を感じさせずにストレートで3セット勝ちした。

もっとも印象的なシーンは試合後の中田久美監督の涙だろう。やはり、この人はスターだわ。選手のときはもちろん、監督になってもなお放っているオーラがビンビンとあります。

その涙の監督インタビューのときに久光の選手はどうしていたか。

長岡/じっと監督のしゃべりを聞いていた→やっぱ優等生だ。

新鍋/一緒になってウルウルしてた→やっぱ感情的なヒトだ。

石井/靴ひもほどいたり、他の選手と談笑→やっぱ子どもなヒトだ。

と、それぞれが期待通りの反応をしているのは可笑しかった。

NECについては、家高選手の活躍ぶりがとにかく目立った。とくに準決勝で見せたレセプションした選手の胸に当たって低く飛んできたボールをみごとにキックして持ち上げ、得点につなげたさまは年間ファインプレー賞があれば候補になるようなものだったと思う。