女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

春高バレー2016 日ノ本学園vs八王子実践 vs延岡学園

書き忘れていたことですが、文京学院のメンバーって背がちっこいこともあってなんか可愛いです。試合開始でエンドラインに並んでいると、中学生か、ときには小学生に見えたりします。エースの長内なんて実写版ペコちゃん顔だし。

それとちょっと似ているのが日ノ本学園。おそらくみんな165センチ前後ではないでしょうか。一般的な高校生として背が低いわけではないのですが、春高バレーをずっと見ているなかでは基準が変動してきてちっこく見える。で、他校だと背の高い選手がひとりふたりいるもんですが、日ノ本はみんな同じくらいの背丈。そしておそろいにすることを意識しているのか、おかっぱっぽい髪型です。

それがじつにきびきびと動くから痛快です。春高には初出場ということもあって、前知識がないので新鮮に感じる。

背丈がないので武器はクイック攻撃です。とにかくスピードで勝負。このスピードに対応できなかったのか、初戦の延岡学園は日ノ本に敗退してしまいました。延岡学園も悪くはなかったのですが、やはり相手に対応する能力は重要だと思わせてくれる試合だったかと思います。

2戦目が八王子実践

八王子実践は守りがちょっと粗いところがあるけれど、とにかく勢いがあり、力押しで攻めてくる。こうなると守りが完璧に仕上がっているわけではない日ノ本はブが悪い。セット中は日ノ本がリードする展開もありましたが、結果的にはストレート負けしました。その後の八王子実践の快進撃はご存知の通り。

日ノ本学園は監督がトトロに似ているとアナウンサーが小ネタを披露するもんだから、そのあとはトトロにしか見えなくなってしまいました。トヨタ車体の泉川監督みたいに、寡黙な監督です。だからタイムアウト中は選手どうしてあれこれ言い合うのだけれど、これが濃い関西弁なのがおもしろかった。ひとりだけでなく、みんなでワイワイ関西弁が乱れ飛ぶのは可愛いと思います。

もひとつ気になったのは、コーチがベンチ入りしてなくて、2階応援席にいたこと。これはテレビでしきりにアップにしていたのですが、なぜそうなったのかの説明がないのね。由利高校@秋田みたいに、選手たちの入っている寮でごはんをつくってくれているおばちゃんが熱烈応援というようなわかりやすさがない。なのでネット調べしてみましたが、いまのところよくわかりません。気になる。

と、いろいろな点で印象的で、記憶に残るチームでした。来年はどうでしょう。また見たい。