女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

『ヨリが跳ぶ』ヒラマツミノル(講談社)

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「モーニング」に1994年から1999年に連載された全20巻の漫画。青年マンガで女子バレーテーマってあまりないです。珍しい。メジャー誌連載だったわけですが、私はこんなマンガがあったことを知りませんでした。今回、検索していて発見。

興味を惹かれてヤフオクで全巻セットで買いました。送料含めて2800円。今メルカリを見てみると2200円での出品もありますね。

高校を卒業したところから始まって、主人公は実業団リーグ(今で言えばV2リーグ)のチームに入団する。そこからあれこれあって15巻目でVリーグに昇格。16巻目から20巻目でVリーグ初年度の闘いが描かれる。

身長183cmの主人公は連載が進むと「巨大なアラレちゃん」のように描かれ、それゆえにギャグマンガテイストが強くなっていく。天然ぶりに周りが振り回されてドタバタというパターン。バレーボール描写の方は、なぜかセッターの影が薄い。なのでアタッカーの打ち合いで相手の存在感を砕くという展開になり、駆け引きの面白さはそれほどない。この中途半端さゆえにバレーボール漫画としての評価が低いのだと思われる。

しかし全巻購入したこともあって、このブログで漫画紹介をスタートして、初めて完結まで読みきりました。途中でうんざりということはなかった。

さて2800円で購入したから、送料込み2800円で出品してみよう。ゆうパック(お手軽版)80サイズで800円だから、この値付けで売れたら800円で20巻を読んだということになる。