女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

妹背牛商業高校のことと九州勢全盛の現在


春高バレーの出場校一覧を見ていて、どうしても気になるのは北海道代表。
今年は男子が東海大付属四高とときわの森三愛高校。女子が旭川実業札幌大谷
「ん?そういえば妹背牛(もせうし)商業はどうなのよ」
気になったので北海道地区のトーナメント表を調べてみてみたのだけれど、妹背牛商業高校の名はない。
「あり?バレーでは強豪校だと思ったけどな」
日本代表でテレビ解説などでもよく出てくる吉原知子の出身校でもある。
そこでさらに調べてみると、なんとなんと2008年に廃校になってしまっていた。
おお……。
添付画像は雪の妹背牛商業高校(こちらのブログから引用させてもらいました)。
妹背牛町はこれといって全国に名を知れるような要素がほかにないから、もったいないけど、ま、しかたないか。北海道は札幌以外の全市町村が着実に人口減少していってるからなあ。

バレーボールはインドアスポーツだから北海道勢もけっこう強かったという記憶があるのだけれど、テレビなどでの中継を見ていると、どうもやたらと九州勢が多いような気がする(選手の出身校が表示されるので)。
すると好都合なことに、現在のVプレミアリーグの選手の出身県一覧があった。
なるほど、九州勢が多い。かなり多い。
男女とも九州が多いのだが、女子選手で見てみると、
関東(一都六県)が29人、九州(七県)が30人。
人口比だと関東(一都六県)が合計で1320万人、対して九州(七県)が合計426万人。これらは2013年12月の推計の数字。
なんと人口比で3倍以上なのに、選手数はほぼ同じなのだ。
どうして九州が強いのかをいろいろ調べてみたけれど、どうやらバレーボールの指導者の交流がしっかりしていることが主要な要因であるらしい。ウーム。きわめてまともな理由だ。