女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

春高バレー2017で最も印象に残った選手は兵頭由希@就実

f:id:estan:20170113201624j:plain先ほど、ついに春高バレー2017の女子のすべての試合を見終えました。

ここ4年ほど、できるだけHDDやディスクに録画してきたのですが、おそらくみなさんも心当たりあるように録画しちゃうとそれで安心して見ないんですよねぇ。でも今年はやりました。ブログを始めたことでモチベーションが高まったせいであります。

女子の全試合を見たので、勝手に当ブログ的MVPを決めることにしました。表題の通り、就実高校の兵頭由希選手です。すでにデンソー入団が決まっています。

最も彼女の魅力が伝わる1ショットを選びました。準々決勝のvs八王子実践の第一セットの最後の方です。彼女の魅力はこの、溢れる闘争心。いや、闘争心はこの春高バレーに出場した選手なら誰もが持っていると思います。出場選手誰もがレギュラーの座を掴み、それぞれの県大会を勝ち抜いてきたわけですから。けれども、兵頭選手は突出したものがあります。それは言葉で言い表してみると「ザラザラした感触の、野性的とか粗野とも言えるような闘争心の表現力」ではないでしょうか。そこが、試合を観ていて、こちらの心に突き刺さる。そしてデレデレと曖昧に日々の雑事に追われて暮らしている自分を鼓舞してくれます「もっとお前ももがけよ」と。

もちろん、それは今だけの輝きかもしれないですよね。それならそれで仕方ない。Vリーグに入った途端、髪型も変えて、それだけならいいけれど、この闘争心はどこかに消えて、妙にリア充っぽい若い女になってしまうかもしれない。でも、今回の、この特別な輝きのことは忘れず見守ることにしましょう。