サマーリーグは若手育成を目的にした大会であることを改めて感じさせてくれるシーンでした。ひっぱたくというほどのことではないけど、ペチンとしてます。おお、体育会的な上下関係が見られた。
サマーリーグ2017 大野石油に鹿屋体育大学の助っ人が(いいのか?)
これは初日の試合前練習。大野石油オイラーズです。「ん? 大野石油はリベロが4人もいるのか。いやアタック練習だからリベロじゃない。何だ?」とよく見ると青いユニの選手は背中に「鹿屋体育大学」と書かれている。鹿屋市でやっているから鹿屋体育大学からスタッフが派遣されるのはいいとして、何で練習を一緒にしているの?
実況の言うことには、大野石油は選手が10人しかいないので、もしものために助っ人として鹿屋体育大学バレー部に応援要請したらしい。大野石油の北川選手が鹿屋体育大学出身だから、そのツテでしょう。
でもちょっとズルいような気もする。NECだって実質9人で参加しているんだし。あとで協会側から「勝手なことすんな」と叱られそうな予感もします。まあ、結局は使わないで何とかしていましたが。
応援要請しなければならないほど、チーム事情が悪いのですかね。まー今回、最もチーム事情が悪かったのは、Vリーグ離脱勧告されて参加取りやめになった仙台ベルフィーユでしょうけれど、表面化していないけれど苦労しているチームは他にもあるのかもしれません。実業団リーグだから、そういう裏事情は裏付けのある情報として流れて来ませんが。
サマーリーグ2017 梅木@トヨ自と居村@岡山の因縁を想像する
少しずつ観ています。西部大会初日の岡山シーガルズvsトヨタ自動車は、1セット目終盤の岡山の逆転劇、2セット目終盤はトヨ自が今度は大逆転しそうでできず、面白かったですね。
さて、ネットを隔てて対峙していた梅木と居村。梅木は聖カタリナ学園高校の出身です。Vリーグの現役選手では野本@久光製薬と、この梅木の2人だけがここの出身。愛媛県松山市に高校があります。
一方の居村はやはり愛媛県松山市にある松山東雲高校の出身。調べて見ると梅木と居村は同学年です。ということは、愛媛県代表を争った仲なのでしょう。
松山東雲高校が春高バレーに初登場したのは2014年のこと。居村が高校2年生の時のことでした。調べてみると、それまで春高バレーの愛媛県代表は、10年連続で聖カタリナだったとのこと。居村が1年生の時も代表決定戦はカタリナvs松山東雲で、この時は3-1でカタリナが代表になってます。
梅木が2年生、3年生の時はエース居村の率いる松山東雲に愛媛代表の座を奪われ、その勢いで居村はプレミアチームである岡山シーガルズに入団。一方の梅木はチャレンジ2のトヨタ自動車に入団。
それが岡山は陥落して、トヨタ自動車は昇格して、今季は同じチャレンジ1で対戦することになるわけだ。このサマーリーグでの対戦はその前哨戦みたいなものでしょう。梅木選手の心の中では「あの時の悔しい思い」がムクムクとよみがえっているのではないでしょうか。
そんな思いを乗せての速攻アタックを、居村のブロックに叩きつけているのが上の画像。でも思いが強すぎたのか、ボールはネットに当たってしまったのでした。以上、勝手な想像でした。
サマーリーグ2017 NECのダブルセッターは苦肉の策か
サマーリーグ始まりました。いつものように、気になったこと、気づいたことを記事にしていきます。まずはNEC。おや、山口と奥山のダブルセッターですか。以前、久光もサマーリーグでダブルセッターを試みたことありましたっけ、なんて思っていたのですが、選手が10人しかいない。誰がどうして抜けているのか。
古賀、島村は全日本でオランダに。
ルーキーの山内、塚田、小島は8日開幕のVTV杯に。
同じくルーキーの荒谷は14日からの世界ジュニアに。
さらにベンチにいる小山は松葉杖ですから使える選手は9人。
ということでアタッカー不足による苦肉の策でダブルセッターをしている様子です。奥山が上げて山口がアタックというレアなシーンが見られました。サマーリーグってそもそも若手育成という目的だったと思うのですが、大会が過密になりすぎてしまってちょっと何の目的だかわからなくなってます。人手不足でやりくりなんて、なんか現在の日本の世相を反映しているみたいです。
サマーリーグトップ画像、中大路→浮島に差し替えの意味は?
わざわざ記事にするほどのことでもないかとは思うのですが、気づいたので記事にしておきます。なぜか画像の一部が差し替えされています。中大路だったところが浮島の画像に入れ替わっています。そもそもこの画像って「サマーリーグにおけるチームキャプテン」ということでしょうかね?
それよりも気になるのは仙台ベルフィーユの参戦がどうなるのか?ということです。
追記…仙台ベルフィーユはサマーリーグ不参加のようです。中大路は調べてみるとチームのシーズン報告会も不参加だったとか。帰国して復帰した座安に代わってどこかにレンタル移籍とか?
再追記…中大路の久光製薬スプリングス退団が発表されました。その去就が注目されるところではありますが、とりあえず記事の表題の決着はついたようです。
サマーリーグ、DAZNでの配信が確定
サマーリーグの開催概要ページが公開されました。
すでに東西大会での参加チーム振り分けなどは発表されているのですが、このページの中でDAZNで配信されると書かれています。東日本大会は3コート、西日本大会は2コートの同時進行試合ですが、その内の1コートだけを配信するようですね。西日本大会(串良平和アリーナ)ではAコートのみ配信ということが確定している様子。東日本大会(ひたちなか市総合運動公園体育館)では、2日目のところの但し書きに「1日目でDAZN配信されていない4チームが優先的にBコートで試合を行うため、コートを変更する場合がございます。」とあるので、配信はBコートになるのでしょうか。
ともあれ配信が決まってよかった。
次期Vリーグ開幕までにPELCO社の判定カメラ導入を
ひとつ書きそびれていたことがありました。チャレンジの時の判定ビデオシステムについてのことです。
前のシーズンからVリーグでもビデオ判定が導入されました。記事にも何回か書いたと思うのですが、そのクオリティーがとても低い。「フリッカーや偽信号が盛大に出ている」と書いた記憶があります。
さて、神戸で開催された世界クラブ選手権。ビデオ判定はFIVBのものが導入されていました。「判定まで早い! そしてフリッカーもほとんどない。偽信号全くない。指先はっきり見える」と、改めて驚きました。サーブの時にチラリと見えるそのカメラには「PELCO」という文字が見えました。
調べてみるとやはり監視カメラシステムの会社らしい。日本でも富士電機という会社が代理店になっているようだ。昨シーズン使ったチンケなシステムは全廃して、ぜひこちらを導入してもらいたいです。Vリーグには大手電機メーカーが何社も参加しているのでメンツもあるだろうけれど、FIVB採用のこちらの方が優れていることは明白なのだから仕方ないでしょ。昨シーズン、はっきりタッチしている/していないのに、曖昧な判定ビデオ映像のせいで悔しい思いをした選手やチームがあるはずです。Vリーグ機構はファンの要望はあんまり聞いてくれない感じなので、内部から圧力をかけていくべきかと思います。