女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

アジアクラブ選手権2017 久光製薬vs台湾電力

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久光製薬が3-1で勝ちましたが、久光製薬、台湾電力ともに守備にも攻撃にも粗があって不安定な試合でした。セットによって点差がバラバラであることがそれを表しているかと思います。

やはり底力をつけてきたとは言え、まだまだあちこちに綻びの見える台湾チーム。一方の久光製薬はこのチームとしてのまとまりがイマイチであることが透けて見えているように感じます。メンバーの顔つきにも覇気がありません。一人だけ、濵松が嬉しそうな顔をしていたのが印象に残りました。

追記…「濱松」ではなくて「濵松」なのですね。失礼しました。「はま」だとこの漢字、出てこないので「ひん」で出しました。ついでにアップ画像も貼っておきましょうか。

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背丈もあるし、肩幅も広く、短期間でのし上がってきそうな気配があります。

アジアクラブ選手権2017 久光製薬vsベトナム工商銀行

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ヴィエティン銀行はwikipediaでは「ベトナム工商銀行」とも書かれているのでその呼称で書くことにします。なんか銀行が多いですよね、アジアクラブは。日本だとVリーグには群馬銀行ぐらいですけど、スポンサーとしては岡山シーガルズのユニでも目立つ中国銀行などもありますよね。あとアランマーレの後援に荘内銀行ってのもあったかな。銀行系世界一のチームはやはりワクフバンクということになるのでしょうけれど、銀行系だけを集めてのトーナメントなんてのも面白いかも。

やはりテレビカメラは今回も今村アップが多かったですね。静止画で切り取ってみると、まーやはり絵になるのは今村かな。ちょっとキツい感じがするからなのか、日本のバレーオタの人気は低いように思いますが、クールな雰囲気は海外ファンにウケるかもしれません。

他の試合もできるだけ見ていますが、メンバーが無名な割に強い日本と、豪華メンバーの割になぜか弱いタイが対照的なように思えます。日本vsタイで今回どうなるのか、早く見てみたいです。

明日は中休みで、29日(月)にvs台湾電力になります。これもどうなるか楽しみな一戦。

アジアクラブ選手権2017 久光製薬vs天津渤海銀行(中国)

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正直なところこのメンツで勝てるとは思いませんでした。

3-1で久光製薬の勝利。上の画像は第4セット序盤ですが、ここで石橋のサーブが連続で決まったのが心理的にイケイケムードになったように感じます。

それにしても高さとパワーで勝る渤海銀行チームに勝てた要因はどこでしょう。アタッカーが非力なのは仕方ないとして、やはり筒井を始めとするディフェンスの硬さが目立ったように思います。中国の代表チームになればこんなものではないのでしょうけれど、渤海銀行は精度もイマイチだったし、ミスも多かった。

育成モードでの参戦だと思っていましたが、手堅く勝利を拾っています。さすがに代表チームそのもので来ているタイには勝てないでしょうから優勝は無理だとしても、勝利することで若手の育成という以上の「気持ちのボーナス」みたいなものを得て帰国することができそうですね。

アジアクラブ選手権2017 久光製薬vsRebiscoマニラ

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久光製薬のメンバー、特にアタッカー陣が控え選手ばかりです。ユニフォームは久光製薬なのに、馴染みのない顔ばかり。それが新鮮。ピンサ要員ではなく、ずっと守備もしている石橋が新鮮。なぜかずっと試合を見ていると、今村がエースに見えてくるのも新鮮。

帯川、浮島、兒玉は春高では活躍していたけれど、久光製薬に入ってからはベンチ入りもほとんどしていなかったと思うので、とても新鮮です。新人の田浦はスタメン、濱松も最後の方で出て来ました。加藤、金森はU-23から直接カザフスタン入りしたのでしょうかね。そうだとするとすごくいい経験を積んだのだと思う。

フィリピンのチームとどちらが上かという興味もちょっとはありました。第一セットの序盤はRebiscoがリードしていましたが後半、久光製薬が盛り返して取り、そのあとは問題なくセットを取ってストレート勝ち。他の国から来ているチームに、このメンバーがどれだけ通用するかが明日以降の見所でしょうか。

アジアU-23、日本優勝。MVP山内美咲@NEC

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サマーリーグまで更新しないみたいなことを書きましたが、アジアU-23優勝ってことで記事更新。アジアクラブ選手権もあるのでまとめてカテゴリ作りました。

今回のアジアU-23は開催地はタイのどこかの地方都市。日本のメンバーはVリーグ所属の控え選手+大学生の連合軍。中国や韓国が参加していないので、タイと日本の決勝になることは予想されていました。

しかしタイチームにはアチャラポーンなどタイ代表で見た顔がチラホラ。開催地もタイですから、タイの優勝だろうかと予想していました。実際、決勝戦では第一第二セットはタイが先取し、日本チームはアタックミス、サーブミスを連発。そのまま第三セットも取ってストレートかちするかと思ったのですが、日本が第三、第四セットを取り、空気を読まずにそのまま第五セットまで取ってしまいました。MVPは絶好調だった山内美咲@NEC

表彰台で端っこのアチャラポーンと山内が交流していたところも、当ブログとしては見逃せないシーンでした。

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ところで、日本の試合以外も見ていたのですが、テレビカメラがやたらとアップを撮るタイの選手がいました。

この人です。ピンピチャヤ・コクラム。

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画像右上で工藤@デンソーも便乗して愛嬌を振りまいていますが、ピンピチャヤ、アイドル顔です。BKK(バンコク)48があったら入れそう。

そして調べるとまだ18歳!

この選手がアチャラポーン(21歳)と並ぶタイの次世代エース候補なんでしょうかね。ベストオポジット受賞しましたが、まずまず活躍していました。覚えておきましょう。

世界クラブ選手権2017 エジザジュバシュvsNEC

f:id:estan:20170512161805p:plain善戦はしましたが、やはりあらゆる点でエジザジュバシュが上であることを見せつけられ続けましたね。古賀、島村も場面によってはいいところを見せてくれたし、柳田スマイルも出ました。

ふと関係ないことを妄想したのですが、緊張感のない日本人同士のオールスター戦をやるよりも、日本のチームにいる外国人選手を集めて1チーム作ってしまって(セッターとリベロは日本人選手がやるしかないでしょうけれど)その急造チームと、リーグ優勝したチームとの対戦を見たいもんです。如何でしょう、来シーズン終了後にでも。

今夜の久光製薬vsワクフバンクBS日テレで放送するし、明日と明後日も2時間の放送枠があるので、特に書きたいことがなければブログ更新はしません。サマーリーグまでお休みするかもしれません。サマーリーグDAZNで配信してくれるとありがたいのですけど……。

世界クラブ選手権2017 ディナモモスクワvs久光製薬

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トカルスカのはつらつとしたプレイを見ていると、ふと「久光製薬NEC世界クラブ選手権に参加する意義がどこにあるのか」という気にもなってきます。もちろん挑戦することには意義があるし、世界の有力クラブと当たって砕ける事で成長できる部分も多々あるでしょう、でも……。

久光製薬スプリングスのご当地だというのに、神戸市営地下鉄にだって宙吊り広告を出して宣伝しているはずなのに、この観客動員はなんだ?ということです。自分は世界のトップチームがプレイするのを生で見れるのですから、東京近郊で開催されるのであれば生観戦したいと思います。しかし多くの人々にとってはそうではないということですよね、この観客数からすると。

うーむ。二日目にして色々と考えさせられてしまいました。

世界クラブ選手権2017 ボレロチューリヒvsNEC

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本日もNECはストレート負けでしたが、第3セットでは「このセット取れるかも」と思わせてくれたので良しとしましょう。古賀の表情も依然として険しいことは険しいのですが、生き生きとした瞬間もあったので。少なくともボロ負けではありませんでした。相変わらず観客数は少ないことが気がかりですが。

ボレロチューリヒの選手で、よくスパイクミス、サーブミスをする選手がいたのですが、誰かと思えばカルカセス・ケニア選手です。次期シーズンの、上尾メディックスの助っ人外国人選手ですよ。大丈夫か?

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世界クラブ選手権2017 レクソナvs久光製薬

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昨年秋の対戦ではフルセットで久光製薬の負けだったカードですが、今回は1セットしか取れませんでしたね。でも選手は平常心で臨んでいたように思います。NECニコロバが抜けていたけれど、久光製薬の方はトカルスカがいます。しかし長岡はまだ欠場のままという陣容。

特に見所のなかった試合ですが、こういうFIVBスタッフが撮っている試合だと、これまでは割と岩坂がアップで撮られる割合が多かったような気がするんですが、今回は妙に新鍋をアップで撮っていましたね。

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こういうのって、ディレクターが指示するのでしょうか。それともカメラマンの趣味嗜好に任せているのか。どうなんでしょう。2年前の日韓交流戦でやたらめったら執拗なほどに柳田@NECをアップで撮っていたのを見て以来、なんとなく気になっている部分です。

世界クラブ選手権2017 オザスコvsNEC

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黒鷲旗はまったく見ていません。DAZNが配信してくれるかと思っていた世界クラブ選手権、どうやら日本テレビが日本での放送権を買ったらしく、YouTubeFIVBチャンネルでも見ることができません。そこで「横流し配信」を探して視聴ということに。

で、まずびっくりしたのが「観客、入ってねー!」。ご覧の通りです。まるで外国のチーム同士の試合のように人がいません。いくら勝ち目に乏しいトーナメント戦だとしても、これはちょっとねぇ。

試合はやはり、終始、高さ、パワー、気迫、技の精度で圧倒されていましたね。第三セットで瞬間的にリードした場面もありましたが、それでも「セット一つぐらい取れるか」とは思わせてくれませんでした。

古賀の表情も冴えません。

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なんか「ダメだ、こりゃ」という感じ。

一方、第三セットに登場した荒谷はこんな表情です。

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ちょっと嬉しそう、かな。

まーしかし、タイのチームも参加していないことだし、外国のチームは正真正銘の強豪揃いです。結果的にはNEC久光製薬とで黒星を積み重ねることになりそうですが、それでもどこか見せ場を作ってもらいたいもんです。