女子バレーボールについて思うこと

女子バレーボールの瑣末的観察ブログ。選手への敬称略で勘弁。

天皇杯・皇后杯2015 上尾メディックス vs JTマーヴェラス

今年は天皇杯皇后杯をニコ生が中継放送してくれるので、うれしい悲鳴を上げて12月18日19日はテレビ観戦していました(私はニコ生はWiiU経由のテレビモニターで観ています)。5セットマッチを一日4試合観るので、うれしいけれどもずっしり観戦疲れします。

さて、自分にとって興味深い組み合わせはこの上尾vsJTです。

2シーズン前、それまでずっとチャレンジにいた上尾が、入れ替え戦JTに2連勝して悲願のプレミア昇格を果たしました。

今年の春の入れ替え戦でもJTはプレミア復帰を果たすことができませんでした。

怨み意識はそんなにないとは思いますが、因縁はある相手です。この皇后杯で勝ったとしてもVリーグの方には影響はないのですけれど、ともあれ、勝って昇格への気持ち的なはずみはつけたいはず。

などと思って観戦していたのですが、試合開始で選手がコートに出てきた「むむむ」と思いました。

ずいぶん選手が入れ替わったなあ、と思ったのです。

あの時、つまり2014年4月6日の入れ替え戦2日目、さいたま市記念体育館で自分は生観戦していたのですが、あの時いた選手で今回もいるのは、上尾は近藤と土田、JTは田中瑞稀と奥村。それだけじゃないか。

上尾はメットカフ、皆本の主力アタッカーが引退してしまったし、JTはたしか降格後に主力選手が大量に離脱してしまったのでした。

なんだかあと時とは別のチームのように見える。とくにJTは監督も交代してるし。

そうなると無理矢理プロレス的な因縁で観ようとしても、感覚が「ちがう」と言っている。

これではもし、来年の入れ替え戦で上尾とJTが対戦するような事態になっても「あの時の復讐戦」という感覚にはならないな、と思ったのでした。

さて、試合の方はプレミアのリーグ戦と同じように、上尾の方はいまひとつ決定力に欠ける闘いぶり。

JTの方は昨シーズンはそこそこチャレンジで生観戦していたのですが、やはり荒っぽい闘いぶり。サーブミスが多いのは相変わらず。しかしリベロがよく拾っていたので、なんとなく守備力は向上しているような印象でした。

でも誰が中心になってひっぱっているのだろう。そこが相変わらず見えない。それからオヌマーが出てこなかったのも謎です。温存する理由も見当たらないから、何らかの不安材料を抱えているのかもしれない。

この試合で思ったのは以上のようなことでした。