まず始めに、両チームがコートに入ってきて、背の高さにずいぶん差があることに驚いた。まるで大人と子どもだ。頭ひとつぶんぐらい背の高さがちがう。
筑波大学で全日本代表にも選ばれている井上選手が180センチだから、札幌山の手高校の選手たちは160センチから170センチぐらいなのだろうと思う。それにしても小さく見える。骨格がまだ大人の体型にできあがってないということもあるのだろう。
試合が始まるとほぼ一方的に筑波大学がリードするという展開になった。試合としてはおもしろくない。
「ん、北海道すべてのなかで勝ち上がってきたのがこれか」なんて思ってしまった。「あれ、北海道は、旭川実業高校ではないわけか」とも。そこで北海道ブロック予選を調べると、山の手高校は2-1で旭川実業高校を破ってここ(ファイナルラウンド)に至ったのだとわかった。
そういえば春の高校バレーでも、北海道は2枠あるのだけれど、ひとつはずっと旭川実業で、もうひとつを札幌山の手高校と札幌大谷高校とのどちらかになるという印象がある。
ところで、札幌山の手高校どこにあるのだろう。私は1978年から1984年まで札幌に住んでいたのだけれど、聞いたことがないような気がする。
そこで調べてみて「なんだ香蘭高校のことか」と合点した。1988年にいまの名前に改称したとのこと。
やはり、春高バレーによく名を連ねる高校であっても、大学の強豪校とはかなりの実力差があるということを感じた試合だった。
さて、ここで難なく勝ち抜いた筑波大学は、つぎにデンソーエアリービーズと当たることになり、それまた面白い試合だったので、それはまた明日の記事で。